RPA 課題

RPAという単語を聞いたことない方も多いのではないでしょうか。RPAはRobotic Process Automationの略語で事務作業の効率化を目的としてロボットのように動くソフトウェアのことです。日常的な課題の解決、例えば請求書の処理、交通費や給与の振り込み、作業の起票処理に始まり、IT関係ではログの整理や統計情報の取り込みや送付など、「単純作業」に強いです。またRPAで「機械化」することで圧倒的に作業時間が削減でき、単純作業から貴重な人材を開放することが可能になります。具体的な例で交通費を取り上げてみましょう。昔は交通費の精算は紙で請求を起こしてそれを事務方が処理し口座へ振り込みました。その後IT化されパソコンより起票して事務方が処理して口座に振り込みます。RPAでは事務方の処理をルール化してソフトウェアで処理します。事務方の負担が大幅に軽減されます。

RPAの市場規模と課題について

RPAはAIとは違います。AIはArtificial Interigenceの略で「人工知能」でお馴染みです。巨大なデータベースを元にコンピューター自身が「判断」する仕組みです。一方でRPAはルールを元に繰り返しの作業を高速にかつ正確に行うソフトウエアです。違いは「考える」と「考えない」です。現在の市場規模は約600億円程度と試算されています。市場規模は数年以内に1000億円市場になることは確実です。市場の内訳をみるとRPAのソフトウエアよりもコンサルティングの市場規模が大きくなると予想されています。RPAソフトウエアの課題についてご説明します。RPAは本来、管理者の元で効率化したい仕事や業務に対して実施します。問題が発生したときは管理者が調査を実施し解決まで一貫してサポートします。しかし管理者が退職等で不在になったり、元々管理者を置かないで運用している場合は厄介な問題になります。

RPAと取り巻く問題と解決策について

RPAにおける一番の課題はセキュリティです。例えば振り込みの自動化を行っているRPAで悪意のある第3者によって口座情報を書き換えられてお金が流出することや、コンピューターウイルスによって個人情報の流出が発生する可能性が考えられます。便利で大きな魅力がありますが、一歩間違えると甚大な損失が発生します。解決策は2つです。1つ目はコンサルティングです。マネジメント層が「どの業務の何を効率化するか?」現状を把握し、解決策をコンサルタントと模索します。マネジメントは業務内容と現状の問題点をしっかり把握する必要があります。2つ目は組織的管理です。RPAを管理する組織や部門を構築する必要があります。すべてのRPAソフトウェアと管理者、障害発生時の対処方法や訓練を実施します。管理者を必ず正副2名以上を割り当て不測の事態に備えます。統制されたRPAは業務を効率化しより本業に集中できる環境をもたらします。